投資をすることで得られる2つのメリット

株式投資

今、なぜ投資なのか?

「投資なんかで、儲けようと欲をかいたら破滅する。」

投資をそんな風に考えている方も多いのではないのでしょうか?

投資はギャンブルのように失敗したら全てを失うものではありません。

資金と運用方法と時間をかけ合わせて、現預金で持つより効率よく資産を増やす考え方です。

きちんと理解して、経済の状況に応じた適切な運用にチャレンジしましょう!

1.投資で得られるメリットとは

預貯金と比較して、投資で得られるメリットは、大きく2つあります。

一つ目は長期の運用による複利効果です。

株・投資信託に代表される投資は、預貯金と比較して大きな利回りを期待できます。

その効果によって増えた資産を上乗せして運用を繰り返すことで元本は拡大します。

これが複利効果です。

小さな元本でも、雪だるま式に増やすことで利益を大きくすることが可能です。

二つ目は長期運用によるリスクの安定化です。

投資した金融商品は、値動きや運用成績によって現金で換算すると元本を割ってしまう可能性が生じます。

確かに金融商品の値動きには波があり価値が下がることもありますが、長期の運用をすることで価格は安定化します。

単年度では元本を割る可能性があっても、長期運用の投資をすることで元本の価値を安定化させることができます。

これがリスクの安定化です。

この2つのメリットを理解することが資産運用にとってとても大事な事なのですが、その理由を事象から説明いたします。

2.メリットを理解して運用する!

では、なぜ長期の運用による複利効果とリスクの安定化がメリットといえるのでしょうか?

資産をどのように持つかで考えた場合、「貯蓄」と「投資」に分けて考えることができます。

「貯蓄」大きく増やすことはできませんが、元本は減りません。

「投資」は運用成績によっては大きく増やすことはできますが、元本を失う可能性があります。

つまり、「投資」は”大きく増やすこと”が魅力ですが、”元本を失うこと”に不安があるのです。

長期運用による複利効果とリスクの安定化は、「投資」の魅力と不安を最適化して貯蓄よりも効果を上げる方法といえます。

複利効果の考え方

「投資」をすることのメリットとして一番大きなものは複利効果です。

利息で増えた分を元本に繰り入れることでより大きな金額を運用することになり利回りが同じでもより大きな収入を獲得できるからです。

「貯蓄」でも仕組みは同じですが、金利が低く設定されているため、複利による効果が低くなります。

この複利による効果は、運用期間が長期になればなるほど力を発揮します。

複利の効果について具体的に説明するために、株式を保有していた場合でご説明いたします。

100万円の現金で株式を購入し、3%の利回りで運用しているとします。(現在のプライム市場平均利回りが2.6%前後)

購入した時点では株式の価値は100万円とすると、1年後103万円、2年後106万円、3年後109万円、…10年後134万円となります。

ちなみに「貯蓄」の場合(大手金融機関の定期預金金利0.002%の複利で計算)10年後の元本は102万円です。

話を元に戻して、購入した株式の11年後の金利による収入は4万円を超えることになり、初年度の金利収入の1.3倍に増えることになります。

リスクの安定化の考え方

一方、「投資」においては、保有している資産の価値が変動することにより元本が目減りする可能性が考えられます。

「貯蓄」の場合、現金で持っているため、特殊な状況を除き元本は一定の価値を保持します。

こうした、元本割れのリスクについても長期運用することで軽減することが可能です。

どのような資産においても価値は変動しますが、価値の変動には波があるため長期的にみると価値の高いときと低いときの平均値へと近づく傾向があるからです。

短期的な投機やギャンブルではこうしたリスクを回避することはできませんが、長期運用を前提とする「投資」であればリスクの安定化を図ることができます。

リスクの安定化については、ドルコスト平均法が有名です。

ドルコスト平均法とは購入価格が変動する金融商品の購入において、毎回一定の金額で複数回買い続ける方法です。

例えば10万円で10回に分けて株式を購入する場合、株価は1万円と2万円を交互に繰り返し最後は2万円になるものとします。

1回目10万円で5株購入、2回目は10株…10回目は10株です。10回の合計で100万円で合計75株購入したことになります。

1回目の購入時点では1株あたり2万円以上で売れないと利益が出ません。

しかし、10回目の購入時点においては約1万3千円以上で売ることができれば利益が出るようになっています。

ドルコスト平均法で売買を繰り返すことで、より利益を産みやすい資産を組み上げることが可能になります。

日経平均は長期的にみると右肩上がりに上昇しているため長期運用による資産の拡大が可能となるのです。

3.まとめ

投資のメリットについてご説明いたしました。

いかがでしたでしょうか?

投資を始めることには2つのメリットがありました。

保有資産を活用し長期的に運用することで複利効果を得ることができます。

複利効果とは、運用によって生じた利益を元本に上乗せすることでより大きな利益を産むことができる効果でした。

もう一つのメリットは、長期の運用によるリスクの安定化でした。

ドルコスト平均法のような資産の平均化を目指す運用法によって株式等の資産において価格変動のリスクを安定化させることができるものでした。

資産運用においては 期間が長ければ長いほど、複利効果は大きくなりますし、リスクも安定化させやすくなります。

すぐに、必要な資金でなければ貯蓄ではなく投資を始めてみましょう。

なるべく早く始めることでより大きな効果が期待できるでしょう。

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